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一巻に引き続きガンスリンガーガール2巻の感想を。

二巻の表紙はリコと大きなスナイパーライフル、ドラグノフ(SVD)が描かれている。かっこいい。


扉絵を挟んで本編へ。
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義体と呼ばれる少女達の紹介は続く。
一巻でも登場したが、今回はクラエスのお話だ。

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本を読んでいる姿が印象的だが、彼女にも過去に担当官はついていた。
名前はラバロ、退役軍人となっている。
ラバロは過去に仲間の暴発事故で足を失い、そのため自分の生きがいであった軍警察から去って言った。
そこへ戻るための手助けとしてジャンに2年間社会福祉公社で働かないかと持ちかけられる。
ラバロもジャンににた性格のため、目的のために公社で働くようになった。
登場人物の中では比較的年配の彼は少女との会話はほとんどなく、あるきっかけで訓練ではなく湖へ釣りにでかける。
そこでは不思議と少女クラエスと会話が弾み、無為に過ごす時間の喜びを覚える。

そんな不思議な関係を続けていたさなか、訓練中に仲間の銃がジャムった。ヘンリエッタだ。
ヘンリエッタはジャムした銃の扱いを知らないのか、間違った行動をとる事でラバロは激しく怒った。
担当官ジョゼにまで怒り出したのでヘンリエッタ、クラエスまで暴走する事となった。
この一件でラバロは公社の条件付けの方針に疑問を感じ、メディアへ垂れ込みに行こうとする。
自身でも分かっていたのだろう、最後のクラエスとの会話で自身の書庫の鍵、クラエスのメガネを渡す。
メガネをかけている間は以前のおとなしいクラエスでいてほしい。書き換えの出来ない血の通った約束を結ぶこととなる。

この約束を結んだ跡、クラエスに飛び込んでくることはラバロは事故で死んだとの事だ。
作中では語られていないが始終八苦公社が彼を殺しているだろう。
担当官を失ったクラエスは他の義体のための実験体になり、ひとり公社でお留守番をする役回りとなる。
クラエスのことはこの一話で簡潔となるが後々の複線も兼ねそろえた大事な話だ。しっかり覚えてていきたい。


フランコ、フランカの爆弾組みも2巻で初登場となる。その話のベストショットヘンリエッタ。


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かわいい

次の話はアニメ一期の最終話でもあった義体みんなで流星雨を見に行く話し。

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本当に義体にしておくのがもったいない・・

第9話は舞台がフィレンツェに、ヴェッキオ宮殿から始まります。
僕はイタリアの中で一番好きな都市です。作中にも登場しているシニョリーア広場には本当にたくさんの彫刻があり、ぼーっと一時間は過ごしてました。
フィリッポがリコを案内したウフィツィ美術館、リコのようにぞわぞわはしなかったけど迫力は十分にありました。普段美術館に行かない人間でもとても楽しめましたよ。旅行へ行った際はぜひじっくり回ってください。真剣に見れば3時間でも足りません(笑)

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第10話、11話はパスタの国の王子様です。
一番始めての義体、アンジェリカのお話ですね。

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この話は好きな方多いのでは?僕も例に漏れず大好きです。
マルコーのアンジェに対する気持ちの変化を2話で説明できます。最初から冷たい訳ではなく、情熱が冷めていくのもしかたないかなって感じですね。

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これは是非アニメだけじゃなく、原作も皆さんに見ていただきたいです。

内容の詰まった二巻はこれで終わり、第三巻へ続きます。


GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)
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